長い歴史の中でスタイルが確立され、素材やピックアップなどの違いで様々に進化を遂げたエレキギター。
我々は自らの理想を掲げ、科学的なアプローチと卓越した加工技術を駆使して、
革新のギター「Mana」は誕生した。
イギリスの構造解析コンサルティング企業「GRM Consulting」とのコラボレーションによって音響（振動）特性を解析。
不要なノイズを減らし、素材の持つポテンシャルを正確に導き出すことを念頭に各部を最適化。
最新のジェネレーティブデザインとトポロジー最適化によって、不要な部分を徹底的にそぎ落とし再構築されたそのフォルムは
既知のものとはまったく異なるものとなる。
「Mana」とは、素材解析（material analysis）を意味するところから由来。
意図しない僅かな反応の遅れや残響。それはプレイヤーにとってストレスでしかない。
ボディを強固で密度の高い素材にすれば改善に向かうが、重量増という相反する要素が発生する。
最新のCAE技術が軽量化・剛性・振動特性の最適解を導き出す。
奈良県山間部にある銘木商から独自のルートで仕入れた、より緻密で硬いハードメイプルを使用。各部位についても３０〜４０年自然乾燥させた 最高品質のヴィンテージウッドを贅沢に使っている。
「だいたい」ではない。「正確」に削る。
設計値どおりの性能を引き出すために
高性能なマシニングセンタを使った切削加工で製作。
長い年月をかけて乾燥させた木にしか得られない音と風合い
重いギターを使うと長時間の演奏、たとえばライブの後半にはかなりの疲労が蓄積する。
しかし軽いギターでは音質に満足できないことも多くある。
Manaは音質に影響しない部分のみを解析技術によって削ぎ落とし、
およそ2.5kgを切る軽量ギターでありながら豊かな音質を再現。
数ある素材の中から、軽さ、見た目、質感、そして何より振動伝達特性に注目しチタン合金を採用。
トラスロッド、ジョイントプレート、ピックアッププレート、ブリッジ、サドル、ブッシュ、コントロールプレート、ノブ、ジャックカップ、すべて職人の技術により製作された特注品で軽量化を追求。
株式会社河合楽器製作所 竜洋工場にある「SHIGERUKAWAI ピアノ研究所」の完全無響室にて測定を実施。
評価項目は、①音の立ち上がり／②オーバーオールレベル（バンドレベルのエネルギー和）／③各倍音の減衰（基音〜5倍音）／④スペクトル分析（10倍音まで）の４つとし、参考のため他社製品も同様に測定し比較。
Manaギターはオーバーオールレベルの最大値が大きく（他のギターは安定して小さかったり特定の弦で大きくなる傾向が見られた）、低音から高音までボディの鳴りが良く、振動も安定している。
高次倍音がよく出るキャラクターを持つギターであると評価された。（※背景のグラフはそのデータの一部です）
音の立ち上がりについてはデータ上明確な差はなかったが、体感的に早く感じられる要因として、ボディの鳴り感と倍音構成（高次倍音が多く含まれること）が起因していると考えられる、と（株）河合楽器製作所から報告された。
上のグラフは１弦／３弦／４弦／６弦の最大音量（dBA）を測定したもの。
比較評価のための他社製品ではばらつきが顕著であったのに対し、Manaはいずれも安定して高出力を記録した。
（※固定台にストラップを装着し、測定対象をぶら下げた状態で測定。）
